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Armadillo-X1,Armadillo-IoT G3/G3L: OverlayFSを使用して運用時のディスク使用増加量を確認する

OverlayFSを利用してシステム運用時のディスク使用の増加量を確認できます。 この記事ではそのやり方を紹介します。

Armadillo-X1とArmadillo-IoT G3/G3Lでは、ルートファイルシステムへの書き込みと電源断からの保護のためにLinuxカーネルのOverlayFS機能を利用しています。

OverlayFSの機能によって、起動後のルートファイルシステムに対する差分は、全てRAMディスクに記録されるようになります。そのため、起動後の情報は保存されませんが、電源を遮断した場合でも、eMMCは起動前と変らない状態のまま維持される仕組みです。

RAMディスクは/overlay/ramdisk/upper/にマウントされており、差分はファイル単位でこのディレクトリ以下に格納されます。

試しにrootのホームディレクトリ直下にテキストファイルを作成してみると、以下の通りです。

root@armadillo:~# echo hello > hello.txt
root@armadillo:~# ls -l /overlay/ramdisk/upper/root/hello.txt
-rw-r--r-- 1 root root 6 Jan  1 09:02 /overlay/ramdisk/upper/root/hello.txt

そのため、システムを運用する際に必要なファイルをすべて配置した状態でOverlayFSを有効化し、その後、運用時の/overlay/ramdisk/upper/の使用量を確認することでディスク使用量がどれだけ増加するかを確認できます。

■ 確認の例

root@armadillo:~# df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
overlay         256M  9.8M  247M   4% /
udev             10M     0   10M   0% /dev
tmpfs            98M  4.8M   93M   5% /run
/dev/mmcblk2p2  3.3G  2.5G  649M  80% /overlay/system
none            256M  9.8M  247M   4% /overlay/ramdisk      <= 9.8MB程使用していると確認できます
tmpfs           245M     0  245M   0% /dev/shm
tmpfs           5.0M     0  5.0M   0% /run/lock
tmpfs           245M     0  245M   0% /sys/fs/cgroup
/dev/mtdblock1  128K  128K     0 100% /opt/license
tmpfs            49M     0   49M   0% /run/user/0

/overlay/ramdisk にはOverlayFSが使用する作業ディレクトリ /overlay/ramdisk/work も含まれますが、 空であるため、9.8MBは全て運用時のディスクの増加量であることが分かります。

root@armadillo:~# ls -l /overlay/ramdisk/work/
total 0
d--------- 2 root root 40 Jan  1 09:01 work
root@armadillo:~# ls -l /overlay/ramdisk/work/work/
total 0
root@armadillo:~#

OverlayFSの有効化方法は製品マニュアルを参照してください。(Armadillo-X1・G3/G3L共通です。)

製品: 

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