ブログ

ArmadilloでWebサーバーを動作させる

at_ito
2019年7月1日 4時17分

Armadilloで持っているデータの表示や、操作をする際に、タッチパネルで行うことも可能です。しかし特にタッチパネルを使用しない場合でも、Webサーバーを立てネットワーク経由で表示・操作することが可能です。

ここでは軽量Webサーバーであるlighttpdをインストールする方法を紹介します。

1. Webサーバーのインストール

以下のコマンドを実行して、Webサーバーをインストールしてください。

[armadillo ~]# apt-get install lighttpd
  • ※: 製品によっては標準で動作している場合があります。

2. 動作確認

ブラウザからArmadilloにアクセスし、Webサーバーが立ち上がっていることを確認します。

IPアドレスの確認は、Armadillo-640の場合は「ip address」コマンド、Armadillo-X1, Armadillo-X1, Armadillo-IoT G3/G3Lの場合は、「nmcli connection show [ネットワーク名]」で確認可能です。

任意のブラウザのURLに「http://IPアドレス/」と入力すると以下のような画面が表示されます。

web page

3. Webページの変更

Webサーバーで表示されるHTMLファイルを保存する場所は、デフォルトでは/var/www/htmlとなっています。また、URLにファイル名を記載しないでWebサーバーにアクセスした場合は、デフォルトでは「index.php, index.html, index.lighttpd.html」の順でファイル名を探す設定になっています。

そのため、/var/www/html/index.htmlを作り、表示されるWebページを変更してみます。

/var/www/html/index.htmlを以下の内容で作成してください。

<html>
  <body>
    Hello World
  </body>
</html>

上記ファイルを作成した後、再度Webサーバーにアクセスするとブラウザに「Hello World」と表示されます。