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CPU、ディスク、メモリに負荷をかけるstress-ngコマンドの紹介

at_ito
2019年10月7日 5時09分

デバッグ時等で一時的にCPU、ディスク、メモリに負荷をかけ、動作を見たい時があります。そういった場合は、stress-ngコマンドを使用すると便利に実現できます。

ここではstress-ngコマンドの使用例を紹介します。

stress-ngコマンドのインストール

以下のコマンドを実行することでstress-ngコマンドをインストールすることが可能です。

[armadillo ~]# apt-get install stress-ng

stress-ngコマンドの使用例

CPU負荷をかける場合

以下のコマンドを実行することでCPU使用率を100%にすることができます。

[armadillo ~]# stress-ng -c 1

以下のようにCPU使用率を50%程度に指定することも可能です。

[armadillo ~]# stress-ng -c 1 -l 50

メモリ負荷をかける場合

以下のコマンドを実行することで、10秒間128MB分のメモリを使用することができます。

[armadillo ~]# stress-ng -m 1 --vm-bytes 128M --timeout 10

ディスク負荷をかける場合

以下のコマンドを実行することで、512MB分のディスクを使用することが可能です。

[armadillo ~]# stress-ng -d 1 --hdd-bytes 512M