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Armadillo-810でQtCreatorでリモート実行、デバッグ

at_kazutaka.bito
2014年5月30日 15時49分

Armadillo-810でリモート実行、デバッグする方法として、 ATDE5のQtCreatorを使えるようにしてみました。

1.SSHの設定

[プロダクトディレクトリ]/etc/ssh/sshd_config の下記2箇所を変更する。

PermitRootLogin no を PermitRootLogin yes に変更する。

Subsystem sftp /usr/libexec/sftp-server を Subsystem sftp /usr/lib/openssh/sftp-server に変更する。

2.gdbserverの追加

make menuconfigで、ユーザランドコンフィギュレーションを開いて

Userland Configuration
  Miscellaneous Applications --->
    [ ] gdbserver

    [*] gdbserver

にする。

以上で作成したユーザーランドのイメージをArmadillo-810に書き込む。

以下は、Armadillo-840製品マニュアルの14.3. Qt Creatorとほぼ同等。

3.Armadillo-810でsshを起動 Armadillo-810で

[armadillo ~]# /etc/init.d/sshd keygen
[armadillo ~]# /etc/init.d/sshd 

を実行。

4.ATDE5でQtCreatorを起動 プロジェクトファイルの新規作成では、Qtは使わないので  プロジェクト:非Qtプロジェクト を選択。

リモートターゲットの設定は、 14.3.4.2. Armadillo(armhf)の設定 を参考。

以上で、Armadillo-810に対してQtCreatorからリモート実行、デバッグできるようになりました。