Armadilloフォーラム

overlayFSによる電源断対策について

moris2

2018年9月17日 12時24分

いつもお世話になっております。森山と申します。

下記URLを参考にG3でoverlayFSを有効にし、
突然の電源断が発生しても、その後は異常なく起動できることを確保したいと考えております。

https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-g3/armadillo-iotg-g3_pro…

ここで1つ質問なのですが、
overlayFSが有効な場合、
こちらから意図的に追加したROM(eMMCやSD等)への書込み処理を除き、
G3がROMに書込む処理(タイミング)はありますでしょうか。

ROMへの書き込みがなければ、電源断が発生してもその後の起動は正常に(=電源断前のROM状態で)行われると認識しています。
しかし、上記URLに"起動後"は全てRAMに記録されるとあります。

上記"起動後"が何の起動後かにも依るとは思いますが、
電源を入れてから上記"起動後"までに、意図的な処理を除いてG3がROMに書込むが有るか否かが分からず、質問いたしました。

よろしくお願いいたします。

コメント

at_koseki

2018年9月18日 11時38分

古関です。

overlayFSを有効にした場合、
ユーザーが意図的に書き込みが発生する処理を実行しない限り、
ROM[※1]に書き込みを行うことはありません。

[※1] ここでいうROMの定義はArmadillo-IoT G3で利用可能な下記とします
- SPIフラッシュメモリ
- eMMC
- SD
- USBメモリやUSB HDD等のストレージ

弊社初期出荷状態でインストールされいるソフトウェアでは書き込みを行いませんが、
追加で何かdebianパッケージをインストールした場合、
そのパッケージがROMに対して書き込み処理をする可能性はあります。

弊社でリリースしております、node-eyeを追加でインストールし、overlayFSを有効にした場合、
eMMCの特定領域に、リカバリブートを行うか判定するための情報が書き込まれます。