Armadilloフォーラム

Armadillo-X1でG2で動作していたアドオンボードを動作させる方法

n.masahi

2019年3月22日 17時03分

中西です。

3月13日(水) 11:53、tanaka779の方から
[Armadillo] Armadillo-X1でアドオンインターフェースを拡張する方法
として質問させていただきました。

3月13日(水) 19:04に古関様から回答があり、
>アドオンインタフェースに接続可能な拡張基板を作成するには複数の方法があります。
>(1)「Add-On Module Auto Detect機能」を無効[※2]にし独自に作成する
>(2) アドオンモジュールの設計ガイドラインにのっとって作成する
という回答がありました。

弊社では、(2)で設計しており、既に製品化済みで、armadillo G2で問題なく動作しています。
具体的には、Kernel Configurationで、Add-ON Module Auto Detectで
Enable UART1 at CON1/CON2にチェックするだけで動作します。

今回、担当商社経由でX1向けガイドライン(G3用でしたが)を入手し中身を確認したところ、
> ○ ベンダー名の申請・割り当て
上記を開発する当時、開発委託先が商社経由で御社に問い合わせたところ、vender IDは0xffffとなりました。
(かなり前なので詳しい経緯が今はわかっていません)
Addon_EEPROM_Data_201600621.pdfを確認したところ、0xffffは使用禁止になっています。

確認したい点は以下の二つです。
①VenderID=0xFFFFをこのまま利用して良いのか?
 変更する場合、今後の新機種では対応できます。
 しかし、過去機種として、既に市場に出てるものはそのまま残しても良いのか?
 

②例えば、VenderID=0xFFFFに対する処理を
ddon_atmark_techno_*.c
addon_atmark_techno_*.dts
を参考に、
armadillo_iotg_std_addon.h
armadillo_iotg_std_addon.c
等に記載すれば、G2で動いていたアドオンボードは動作すると思います。
この作業方針は間違ってないでしょうか?

また、G2の
”Kernel Configurationで、Add-ON Module Auto Detectで
Enable UART1 at CON1/CON2にチェックするだけ”
と同じことを、X1で実施したいのですが、何か簡単な方法はないでしょうか?

以上、です。

コメント

n.masahi

2019年3月26日 16時19分

中西です。

引用の件ですが、
> ②例えば、VenderID=0xFFFFに対する処理を
 ~
> この作業方針は間違ってないでしょうか?
に記載した方法で、0xffffのベンダーIDのアドオンボードを認識させることに成功しました。

> ①VenderID=0xFFFFをこのまま利用して良いのか?
①については、引き続きご検討お願いします。

以上、です。

> 中西です。
>
>
> 3月13日(水) 11:53、tanaka779の方から
> [Armadillo] Armadillo-X1でアドオンインターフェースを拡張する方法
> として質問させていただきました。
>
>
> 3月13日(水) 19:04に古関様から回答があり、
> >アドオンインタフェースに接続可能な拡張基板を作成するには複数の方法があります。
> >(1)「Add-On Module Auto Detect機能」を無効[※2]にし独自に作成する
> >(2) アドオンモジュールの設計ガイドラインにのっとって作成する
> という回答がありました。
>
> 弊社では、(2)で設計しており、既に製品化済みで、armadillo G2で問題なく動作しています。
> 具体的には、Kernel Configurationで、Add-ON Module Auto Detectで
> Enable UART1 at CON1/CON2にチェックするだけで動作します。
>
> 今回、担当商社経由でX1向けガイドライン(G3用でしたが)を入手し中身を確認したところ、
> > ○ ベンダー名の申請・割り当て
> 上記を開発する当時、開発委託先が商社経由で御社に問い合わせたところ、vender IDは0xffffとなりました。
> (かなり前なので詳しい経緯が今はわかっていません)
> Addon_EEPROM_Data_201600621.pdfを確認したところ、0xffffは使用禁止になっています。
>
> 確認したい点は以下の二つです。
> ①VenderID=0xFFFFをこのまま利用して良いのか?
>  変更する場合、今後の新機種では対応できます。
>  しかし、過去機種として、既に市場に出てるものはそのまま残しても良いのか?
>  
>
> ②例えば、VenderID=0xFFFFに対する処理を
> ddon_atmark_techno_*.c
> addon_atmark_techno_*.dts
> を参考に、
> armadillo_iotg_std_addon.h
> armadillo_iotg_std_addon.c
> 等に記載すれば、G2で動いていたアドオンボードは動作すると思います。
> この作業方針は間違ってないでしょうか?
>
> また、G2の
> ”Kernel Configurationで、Add-ON Module Auto Detectで
> Enable UART1 at CON1/CON2にチェックするだけ”
> と同じことを、X1で実施したいのですが、何か簡単な方法はないでしょうか?
>
> 以上、です。
>
>
>
>
>
>
>
>
>

at_koseki

2019年3月26日 16時49分

古関です。

回答が遅くなってしまい申し訳ありません。

> ①VenderID=0xFFFFをこのまま利用して良いのか?
>  変更する場合、今後の新機種では対応できます。
>  しかし、過去機種として、既に市場に出てるものはそのまま残しても良いのか?

御社が作成したアドオンモジュール"のみ"を使う場合は、
御社自身でのサポートが前提となりますが、VenderID=0xFFFFのままでも動作に問題はありません。
市場に出ている分もそのままで問題ありません。

Armadillo-IoTではCON1とCON2とでアドオンモジュールを2つ接続できますが、
例えば片方にアットマークテクノ製のアドオンモジュールを、
もう片方に問題のVenderID=0xFFFFのアドオンモジュールを接続した場合、
アットマークテクノ製のアドオンモジュールの動作は保証できません。
(サードパーティ製のアドオンモジュールでも同様)

おそらく、上記のような2個接続をした場合、
0xFFFFでも基本的には問題はでないと思いますが、これによって生じだ問題はサポートが難しいです。
今は問題なく動いていても、例えば今後のカーネルアップデートで動作しなくなる可能性はあります。

今回はArmadillo-X1でのご利用が目的とのことですので、アドオンモジュールは一つしかつながらず、
VenderID=0xFFFFのままでも動作はできると思います。
ただ、同じカーネルイメージで、アットマークテクノ製/サードパーティ製アドオンモジュールを接続した場合、動作保証はできません。
(これもおそらく動きますが、動作保障はできないというスタンスです)

また、0xFFFFではなく正式なベンダーIDの発行も可能です。
もし必要であれば別途担当の営業からご連絡をいたします。

> > ②例えば、VenderID=0xFFFFに対する処理を
>  ~
> > この作業方針は間違ってないでしょうか?
はい。上記作業で問題ありません。

よろしくお願いいたします。

n.masahi

2019年3月26日 17時43分

古関様

中西です。ご回答ありがとうございます

「今後のカーネルアップデートで動作しなくなる可能がある」のは困るので、商社経由で御社営業様に正式なベンダーIDの発行を依頼しました。X1向けは、基板生産時にそのベンダーIDを工場で書込みます。

過去のarmadillo G2向けは、今後の出荷分も含め、ベンダーID=0xFFFFのままにしておきます。

以上、です。

> 古関です。
>
> 回答が遅くなってしまい申し訳ありません。
>
> > ①VenderID=0xFFFFをこのまま利用して良いのか?
> >  変更する場合、今後の新機種では対応できます。
> >  しかし、過去機種として、既に市場に出てるものはそのまま残しても良いのか?
>
> 御社が作成したアドオンモジュール"のみ"を使う場合は、
> 御社自身でのサポートが前提となりますが、VenderID=0xFFFFのままでも動作に問題はありません。
> 市場に出ている分もそのままで問題ありません。
>
> Armadillo-IoTではCON1とCON2とでアドオンモジュールを2つ接続できますが、
> 例えば片方にアットマークテクノ製のアドオンモジュールを、
> もう片方に問題のVenderID=0xFFFFのアドオンモジュールを接続した場合、
> アットマークテクノ製のアドオンモジュールの動作は保証できません。
> (サードパーティ製のアドオンモジュールでも同様)
>
> おそらく、上記のような2個接続をした場合、
> 0xFFFFでも基本的には問題はでないと思いますが、これによって生じだ問題はサポートが難しいです。
> 今は問題なく動いていても、例えば今後のカーネルアップデートで動作しなくなる可能性はあります。
>
> 今回はArmadillo-X1でのご利用が目的とのことですので、アドオンモジュールは一つしかつながらず、
> VenderID=0xFFFFのままでも動作はできると思います。
> ただ、同じカーネルイメージで、アットマークテクノ製/サードパーティ製アドオンモジュールを接続した場合、動作保証はできません。
> (これもおそらく動きますが、動作保障はできないというスタンスです)
>
> また、0xFFFFではなく正式なベンダーIDの発行も可能です。
> もし必要であれば別途担当の営業からご連絡をいたします。
>
>
> > > ②例えば、VenderID=0xFFFFに対する処理を
> >  ~
> > > この作業方針は間違ってないでしょうか?
> はい。上記作業で問題ありません。
>
> よろしくお願いいたします。