Armadilloフォーラム

起動までの時間

uen2825

2023年9月5日 11時30分

いつもお世話になっております。

A6Eを起動してpython3のプログラムを実行するまで72秒程度掛かっています。
おおよそ
ログイン入力画面まで42秒
コンテナ起動してプログラムを実行するまで72秒掛かっています。
コンテナは添付ファイルの通りです。
プログラム実行まで60秒以内に収めたいのですが、改善個所はありますでしょうか。

宜しくお願いいたします。

ファイル ファイルの説明
a6e-gw-container.conf
コメント

at_shinya.koga

2023年9月5日 13時32分

アットマークテクノの古賀です。

uen2825さん:
>A6Eを起動してpython3のプログラムを実行するまで72秒程度掛かっています。
>おおよそ
>ログイン入力画面まで42秒
>コンテナ起動してプログラムを実行するまで72秒掛かっています。
>コンテナは添付ファイルの通りです。
>プログラム実行まで60秒以内に収めたいのですが、改善個所はありますでしょうか。

「ログイン入力画面まで42秒」という数字は、Base OS のバージョンで変わるかも知れません。
お使いの Base OS のバージョンを教えて頂けますか。

armadillo:~# cat /etc/sw-versions

上記コマンドを実行した時の出力内容(/etc/sw-versions の内容)を教えてくださいませ。

uen2825

2023年9月5日 16時15分

アットマークテクノ
古賀様

ご対応ありがとうございます。
コマンドを入力しました
base_os 3.16.2-at.5
boot 2020.04-at10
上記の通り表示しました。
宜しくお願いいたします。

at_shinya.koga

2023年9月5日 17時19分

アットマークテクノの古賀です。

uen2825さん:
>ご対応ありがとうございます。
>コマンドを入力しました
>base_os 3.16.2-at.5
>boot 2020.04-at10
>上記の通り表示しました。

base_os のバージョンが 3.16.2-at.5 ということは、昨年10月の初回リリースのバージョンですから、A6E を購入された後、アップデート無しでお使いなのですね。
現時点での最新版は、先月の月例アップデートで 3.18.3-at.3 です。こちらにアップデートすることで、起動時間が短縮する可能性が高いです。
 https://armadillo.atmark-techno.com/news/20230830/software-update-aiota…
 https://armadillo.atmark-techno.com/news/software-updates

アップデートに関して、一点質問させてください。
最初の質問で貼付して頂いた a6e-gw-container.conf を見ると、コンテナの .conf ファイルは変更なしでお使いのように思えますが、

>A6Eを起動してpython3のプログラムを実行するまで72秒程度掛かっています。

とおっしゃっている「python3のプログラム」は、ゲートウェイコンテナアプリケーションをカスタマイズしたものでしょうか?

もし、ゲートウェイコンテナアプリケーションのカスタマイズは行っておらず、A6E を最新の Base OS で初期化して問題ないのであれば、マニュアルの「初期化インストールディスクの作成」と「インストールディスクを使用する」に記載している手順で、最新のインストールディスクイメージで初期化してみてください。
 https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6e/armadillo-iotg-a6e_p…
 https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6e/armadillo-iotg-a6e_p…

ゲートウェイコンテナをカスタマイズしてお使いになっていらっしゃる場合は、「Armadillo Base OSの更新」に記載している手順で Base OS をアップデートできます。ただし、いくつか準備作業を行わないと、カスタマイズした内容が消えてしまいます。
 https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6e/armadillo-iotg-a6e_p…

以上、ひとまずのコメントです。ゲートウェイコンテナをカスタマイズしてお使いになっていらっしゃる場合は、準備作業について説明しますので、お知らせくださいませ。お手数をかけまして恐縮ですが、どうぞ宜しくお願いします。

at_shinya.koga

2023年9月5日 17時38分

アットマークテクノの古賀です。

古賀:
>アップデートに関して、一点質問させてください。
>最初の質問で貼付して頂いた a6e-gw-container.conf を見ると、コンテナの .conf ファイルは変更なしでお使いのように思えますが、

コンテナの .conf ファイル内容ですが、元の内容と違うところがあるのを見落としていました。
set_command 行が次のようになっていますから、カスタマイズしていらっしゃるのですね:

set_command python3 /root/gw_container/customize/main.py

>もし、ゲートウェイコンテナアプリケーションのカスタマイズは行っておらず、A6E を最新の Base OS で初期化して問題ないのであれば、マニュアルの「初期化インストールディスクの作成」と「インストールディスクを使用する」に記載している手順で、最新のインストールディスクイメージで初期化してみてください。
> https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6e/armadillo-iotg-a6e_p…
> https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6e/armadillo-iotg-a6e_p…
>
>ゲートウェイコンテナをカスタマイズしてお使いになっていらっしゃる場合は、「Armadillo Base OSの更新」に記載している手順で Base OS をアップデートできます。ただし、いくつか準備作業を行わないと、カスタマイズした内容が消えてしまいます。
> https://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot-a6e/armadillo-iotg-a6e_p…
>
>以上、ひとまずのコメントです。ゲートウェイコンテナをカスタマイズしてお使いになっていらっしゃる場合は、準備作業について説明しますので、お知らせくださいませ。お手数をかけまして恐縮ですが、どうぞ宜しくお願いします。

カスタマイズ内容ですが、customize/main.py 以外に変更していらっしゃるところ(ソースファイルの追加など)について教えて頂けますか。

uen2825

2023年9月7日 11時38分

アットマークテクノ
古賀様
お世話になっております。
ご指導いただいたように
[armadillo /]# swupdate -d '-u https://armadillo.atmark-techno.com/files/downloads/armadillo-iot-a6e/i…'
とアップデートしたところ
ログイン画面まで42秒⇒30秒
プログラム実行まで72秒⇒43秒
希望する早さになりました。
ありがとうございました。

uen2825

2023年9月13日 17時30分

申し訳ございません。
起動時についての質問なので、続けて質問してしまいますがお許しください。
前回までのログイン画面までの時間は30秒とかなり早くなりました。
その後LTEが接続する(WWANのLEDが点灯)までプラス30秒、合計60秒ほど掛かってしまいます。
早く接続させるポイントをお教え頂けたら幸いです。
宜しくお願いいたします。

koga

2023年9月14日 5時33分

アットマークテクノの古賀です。

uen2825さん:
>前回までのログイン画面までの時間は30秒とかなり早くなりました。
>その後LTEが接続する(WWANのLEDが点灯)までプラス30秒、合計60秒ほど掛かってしまいます。
>早く接続させるポイントをお教え頂けたら幸いです。

ごめんなさい。これに関しては、ありません。LTE モジュールに電源投入してコールドスタートからの LTE 網接続となりますと、それなりの時間を要してしまうのです。

省電力用に A6E を間欠動作する場合であれば、SoC (i.MX6ULL) と LTE モジュールの給電をオフするシャットダウンモードではなく、スリープモードを使用することで、アクティブモードへの遷移時間および LTE 接続復帰時間を短縮できます。ですが、シャットダウンモードで間欠動作する場合を含め、電源投入からの LTE 接続確立までの時間を短縮することは難しいです。

もし、開発しようとなさっているアプリケーションが、クラウドサービスやサーバーに LTE 経由で接続して、データを送信したり、あるいは、アプリケーションの動作に必要なデータを LTE 経由で取得する動作を行うのであれば、ネットワーク接続・通信と平行して、送信するデータを取得/生成するなどの対応で、ネットワーク通信以外の動作が開始するまでの時間を短縮する工夫の余地は、あるかと思います。
アプリケーションの動作に必要なデータを LTE 経由で取得する動作を行う場合であれば、そのデータをストレージに保存しておき、次回電源投入後の起動時に、ストレージに保存されているデータをキャッシュとして使い、LTE 接続完了後に新しいデータを取得したら更新する、などの工夫の仕方もあるでしょう。

以上、もし参考になりましたら幸いです。

uen2825

2023年9月14日 17時34分

アットマークテクノ
古賀様
ご回答ありがとうございます。
カタログなど拝見していると下記のような速度が明記されていますが
Active Active+LTE
 12秒  30秒
平均的な速度が42秒で、60秒という事も普通に起きる事ということですかね?
消費電力を抑えるためシャットダウンモードにしたいのですが、スリープモードを含め考えていきたいと思います。

at_shinya.koga

2023年9月21日 9時10分

アットマークテクノの古賀です。

uen2825さん(2023年9月14日 17時34分):
>ご回答ありがとうございます。
>カタログなど拝見していると下記のような速度が明記されていますが
>Active Active+LTE
> 12秒  30秒
>平均的な速度が42秒で、60秒という事も普通に起きる事ということですかね?

そうですね。LTE 網との接続が確立するまでの時間は、LTE モジュール側だけの要因では決まりませんので、カタログ記載値よりも長くなる場合があるようです。

>消費電力を抑えるためシャットダウンモードにしたいのですが、スリープモードを含め考えていきたいと思います。

おっしゃる通り、消費電力の観点からはシャットダウンモードが最良ですが、間欠動作の間隔が10分以内程度ですと、LTE 網への接続と切断を頻繁に繰り返すことになり、網側から見た場合に負担が上がる可能性があります。頻繁に LTE 切断・再接続を行うのは、運用上好ましくないとする考え方もあるようです(起動時間とは違う視点でのコメントで恐縮ですが)。

間欠動作における、非アクティブモード(シャットダウンないしスリープモード)からアクティブモードへの復帰時間と、消費電力のトレードオフになりますので、運用のユースケース次第で変わるところかと思います。