Armadilloフォーラム

LTE 通信をできなくする/または復帰させる簡便な試験方法をご存知ないでしょうか。

manabu-yoshioka-arc

2024年2月23日 12時29分

Armadillo-IOT-a6 を使用した屋外機器のプログラムを開発中です。
Linux 上のプログラムで対向サーバとの接続を監視し、通信ができている場合と通信ができていない場合の機器動作を切り替えています。そこで LTE 通信が正常にできる場合とできない場合の出荷検査をどのように実現するか考えているところです。

外部アンテナを外す/外部アンテナを再接続するという方法を試してみましたが、外部アンテナの SMA コネクタまでの数センチの線で電波を拾ってしまっているのか、外部アンテナを外しても接続が切れない場合が6割程度発生している状況です。

確実な方法としては、`aiot-modem-control poweroff` と `aiot-modem-control poweron` を行なうことなのですがターミナルを接続する必要があるため現場にはお願いしたくありません。もちろん SIM カードの抜き差しもさせたくありません。
電波暗室などがあればとも思いますが、電波機器の製造工場ではございませんので、それも無理な相談です。

何か貴社の知見で、こうすればいいよ的なアイデアはございませんでしょうか。あればお教えいただきたいです。

よろしくお願いします。

コメント

at_koseki

2024年2月23日 13時37分

古関です。

以下案を記載します。

■ 電波遮断袋や電波暗箱/シールドボックスを使う
数万や数十万円で購入可能なモノがあります。
弊社でも異常系の評価で電波遮断袋は良く使いますが、
3重に重ねたり、電源ケーブルから電波が入り込んでしまうので
アルミホイルでケーブルをまいたりしていますね。。

■ SIM側で切断
SIMによっては管理Webで利用の中断・再開ができるものや、そのAPIを提供しているモノもあります。

■ Armadillo側を作業者が操作
工場の作業者がArmadillo-IoT A6のスイッチを押すことができるなら
一定期間の長押しをトリガにaiot-modem-control poweroff/poweroffをする

■ サーバー側で特定の個体の接続を一時的に拒否
検査の目的が機器側の動作切り替えの正常系・異常系チェックなのであれば
サーバー側に特定の個体からの接続を拒否するテスト機能をつける。

manabu-yoshioka-arc

2024年2月25日 1時04分

回答ありがとうございます。

> ■ 電波遮断袋や電波暗箱/シールドボックスを使う
> 数万や数十万円で購入可能なモノがあります。
> 弊社でも異常系の評価で電波遮断袋は良く使いますが、
> 3重に重ねたり、電源ケーブルから電波が入り込んでしまうので
> アルミホイルでケーブルをまいたりしていますね。。

`電波暗箱 自作` を^キーワードに探してみてもアルミホイルが良いという意見が多いと感じました。工場で余っている筐体とアルミホイルで試してみようと思います。
電波遮断袋は作っている機器には小さすぎて機器を覆うことができません。電波暗箱は数十万円しますので除外。
銀を塗布した電波遮蔽布も減衰はするものの、少しの隙間でも電波が入り込むようです。隙間をアルミホイルで包むと手間がかかり出荷検査には向きませんのでよろしくないだろうと判断。

> ■ SIM側で切断
> SIMによっては管理Webで利用の中断・再開ができるものや、そのAPIを提供しているモノもあります。
こちらは、SIM は契約済みでして、その機能はありませんでした。

> ■ Armadillo側を作業者が操作
> 工場の作業者がArmadillo-IoT A6のスイッチを押すことができるなら
> 一定期間の長押しをトリガにaiot-modem-control poweroff/poweroffをする

なるほどです。メンテナンス用にSWの上の防滴カバーには丸穴を開けてもらっていますので、作業者でもSW操作は可能です。
overlay も効かせていますので電源再投入すれば元に戻りますので出荷ミスにもつながらず、安心です。

まずは外箱+アルミホイルで試し、経験を積んだ上で、スイッチで動作切り替えをさせていただこうかと思います。
ありがとうございました。